こけし日報

制作日記

20230326‐0331 さようなら、ありがとう

 

3月26日
日本語教師界隈のアカウントであるブログが話題になっている。要は仕事に「女性性」を出すことについてなのだが、私は批判的な立場。ライターでもあったが、どこに行ってもこういう議論があるのか。
なんかげんなりしてしまった。

昼から友達のうちに赤ちゃんを見に行った。子どもは最近ようやくかわいいと思うようになった。

3月27日
朝から大阪で仕事。
帰ってきたら『IN/SECTS』の「本をつくる」特集が届いていた。

twitter.com


「編集部が注目するインディペンデントな出版社・ブックメイカーズ」に載ったけど、よそはあっさり目で自分はここぞとばかりに長文で長々アピールしまくって恥ずかしくなってしまった。
前はこういうの読むと焼け付くような嫉妬心で辛くなった。自分もここに載りたい、自分だってという気持ちで辛かった。そこには、ミーハー心、1人前と認められたい願望などいろいろ混じった複雑な気持ちがあった。けど、今回は見てふーんって感じだった。負け惜しみで興味ないってポーズ作ってるのとも違う感じ。
多分、以前はみんなライバルみたいに見えてたり、自分にはできないという焦りや、自分のウリとか差別化を考えすぎて何もかもやりつくされているような気がして、無力感に苛まれたりしたけど、そういう気持ちが減ったんだと思う。
なんていうか、人間は一人ひとり違うんだから、作ったら違うものができるにきまってるんだから、変に真似せず自分のままやってたらいいんだと思うようになったからだと思った。あと、自分で作ってある程度自分の売りとかポイントがわかったのも大きいと思う。
それから、何回か雑誌に載ってみて、雑誌に載りたい欲が昇華されたとも思った。
雑誌に載りたかったのは、それで一発逆転みたいなのがあると思ってたような気がする。だけど何回か載ってみて、載ったからって爆発的に売れるわけでもないというのがわかった。
フィーチャーされたされなかったで一喜一憂することより、載る載らないにかかわらず継続することが大事だと思うようになった。雑誌に載るのは過程の一個程度に捉えるようになった。

3月28日
人間ドック。また検尿の量が足りなくて取り直しという去年と同じ失敗。大嫌いな採血、婦人科の触診、バリウムに加えて今年はマンモグラフィーもある。マンモグラフィーは思ったより大丈夫だった。私が苦手なのは粘膜に異物を挿入したり、針を刺す系で、圧迫は大丈夫みたい。

3月29日
朝から大阪で仕事。夜はcaloでオフショアのトークイベント。
早めに行ってケーキでも食べようと思ってめぼしをつけていたケーキ屋に行ったがイートイン終了で焼き菓子だけ買った。しょうがないので駅前のスタバに行く。
参加者のかみのけモツレクさんがレポを書いてくれていた。

decoi0222.hatenablog.com

急速にヒートアップしてめりはりを作る太田さん。太田さんがワーッと喋った部分はある種トークイベントの、飲み会のサビのように私の心に残る。

確かにあとから公開前のチェックで音源を聞きなおしたら、途中からいきなりわーってしゃべりだした箇所と、仕切りだした箇所があった。
私が一番好きなのは上手な司会者がいて、その人が質問してくれてそれに答える形式、一番苦手なのがフリートーク
これまでトークイベントというと自分がまな板の上の鯉のような気持ちでいたが、そうではなく、インタビューと授業を組み合わせたらうまくいくのではないかと思った。相手の質問をよく聞き、必要があれば意図を聞いて、相手のそれまでの発言から、自分の意見を話す。あと、適宜聴衆の反応を見て質問をしたり、話を振る。別に私の話術でみんなを沸かせる必要はないんだと思ったら、気が楽になった。

3月30日
朝、メガネヤさんが扇町で花見をしているというので見にいった。メガネヤさんは古本屋で、4,5年前に取材したことがある。古本屋といいながら古本界隈のイベントにはあまり出ないそう。

kokokoko.net
『シン・仮面ライダー』の評判を聞いた。私のツボの話をしたら、見に行ったらいいんちゃうと言われたので、見に行ってみるつもり。

昼から大阪で仕事。パソコンにらめっこで疲れた。夜人の書類をチェックする仕事。

3月31日
実はこの日記を一回やめようかと迷っている。
というのも、これを始めたのは、2021年の年末で、制作日記と銘打って、夜学舎の進捗報告と仕事で書いた記事などを張り付けるのに使っていた。
当時はまだ夜学舎の路線と、本当にこの仕事の仕方でいいのかについて迷っており、時折そのような心境の吐露にも使われた。
しかし、現在は夜学舎の活動の方針も決まり、仕事もほとんどライターや編集などをやっておらず、ここに書けることもほんの一部になってしまった。
『言葉の地層』を出せる自信がなかったので、出すまでの経過を報告することで自分にプレッシャーをかけていた目的もあったが、出してから以降はほとんど読書、映画の感想日記と化している。
年度末という区切りもいいので、3月末にいったん閉めて、ニュースレターに一本化しようかなと思っている。
ニュースレターは現在月一だが、今後は増やすかもしれない。

yagakusha.substack.com


このページは消さずにおいておく。
もしかしたらまた『蜜鬱日記』のように冊子の形にまとめるかもしれない。
これまでいいねをくださったみなさん、読んでくださったみなさん、みなさんのおかげで継続できました。
これまで本当にありがとうございました。
また会う日まで。


 

20230319‐0325 パソコンカタカタ

3月19日

引き続きOZDFEST。昨日のぽんつくさんの投稿に連帯の表明。私も現場にいて、その言葉を聞いた。私だったらへらへら「自分で作ってくださ~い」とか言いそうだった。真顔できっぱり断ることが、その発言がアウトだと向こうにわからせることにつながる。

あとからぽんつくさんがそうしたのはセーファースペースポリシーのおかげだったのかと気づいた。

 

正直、ああいうマウントとかセクハラ発言する人は無意識に内容とか品揃えを見て自分なら勝てそうみたいな人を選んでやっている。多分それは値段とか、パッケージとかも含めて判断してて、私のところは、たぶん本の値段が高そうなのと、分厚いのと品揃え多いからあんまりそういう人は来ない。そういう部分も卑劣で腹が立つ。すべての表現を尊重する場なのにと思うと腸が煮えくり返る思い。

しかしイベント自体はよかった。届いたって実感のあったイベントだった。

3月20日
午前中記憶なし。夜オンライン授業(する方)。これで今期は最終。

3月21日
書評の原稿一本やった。書いたらすぐ出したくなるが、それはあまりよくないので寝かせる。
午後から久々の神戸。本の栞に営業。移転前の1003みたいにドリンク飲めてありがたい。
1003荒野など寄る。花森書林もよりたかったが残念ながら休み。
夜神戸でオフショアの1号2号書き手の人たちと火鍋会。かなりよかった。

3月22日
午後から取材1本。結構大きめの取材だったのでかなり念入りに準備した。午前中そわそわ何も手につかず昨日書いた書評出したくらい。
夜大阪の仕事。30分くらい延長して、帰ったら10時過ぎてた。エキナカの丼屋で親子丼。アルバイトの半分が外国人で、留学生かなと思う。緊急事態宣言のころはこういうとき、どこも店が開いてなくて食べられないまま帰らないといけなくてすごく疲れた。普通に店が開くようになってほんとにありがたい。

3月23日
終日大阪で仕事。パソコンカタカタで一日中終わる。

夜山本昭宏さんのトークイベント配信で見た。

『残されたものたちの戦後日本表現史』(青土社)刊行記念 山本昭宏氏(神戸市外国語大学准教授)×酒井隆史氏(大阪府立大学教授)ライブトーク『物語と戦後日本』

 

3月24日
終日大阪で仕事。パソコンカタカタの一日。たまに見てる朝ドラツイッターの人が『舞い上がれ』の主人公の舞のことを「キーボードカタカタイキリ丸」って言ってて、自分もそれ状態でなんか恥ずかしくなった。


惰性で見ているが、今は空飛ぶ車開発が山場。どうしても万博の広報ドラマに見えてしまう。私の中のピークはなにわバードマン編で、お父さんの工場手伝うあたりから、思ってた感じじゃなくなってきて、だんだん東大阪市の広報ドラマに見えてしまい、今は半分BGMがわり。本町駅で見たIRのポスターを思い出す。こうやって盛り上げたってカジノのためかとか思ったら万博応援する気なくなる。


3月25日
耳鼻科午前中までの診察なのに、人が多すぎて私の順番回ってきたの3時すぎてた。先生も看護師さんも大変。


グエムル見た。
日記に書き忘れたが、先週『お嬢さん』を見てますますはまっている韓国映画
出演はパク・ヘイル、ソン・ガンホペ・ドゥナと韓国スター勢ぞろいで、監督はポン・ジュノ。面白くないはずがない。
子どもとセットだと福福しいソン・ガンホ。慣れた手つきで火炎瓶を投げるパク・ヘイル、凛々しく弓を引くペ・ドゥナなど見所満載。
怪獣映画でもあるが、パンデミック映画でもあり、コロナ騒ぎの中で見るといろいろと感じるところがあった。
あと、暴力の描き方が結構おもしろかった。なんか日本の映画で暴力が出てくるときって非日常かアウトローか「キレる」人が主人公のときの気がするんだけど、韓国映画ってこのとき2000年代で、パク・ヘイルは大学で民主化運動やっていた設定になってて火炎瓶作るのも投げるのも手慣れたもの。あと、徴兵制があるから当たり前のように成人男性は銃を使える。なんていうか、暴力に対する一線と使いどころがわかってる感じがあった。


20230304-0318 営業、取材、出店

3月4日
雄大さんのイベントに行った。しゃべりすぎてあとから後悔した。対面でもミュートボタンがあったらいいのに。

kokeshiwabuki.hatenablog.com


3月6日

昼から仕事。猫町倶楽部の編集さんいらっしゃい! 岩波の渡部朝香氏の回視聴

nekomachi-club.com

カライモブックスの奥田直美氏、奥田順平氏による『さみしさは彼方』担当でお二人も登場。


著書に順平氏は香害で苦しめられているとあった。自分の使っている洗剤はどうだろうとチェックしてみると、無香料と書いてあるのに、そのような成分が入っているようだ。何も考えず使っていたことがショックだった。
洗剤の香りは残るから、しばらく会いにいけないだろうなあ。

 

3月8日
B面の歌を聞け3号の取材で京都でメッセンジャーバッグを作っているTASOさんの取材。

https://www.instagram.com/taso_taws/

間口を広くって話を聞いて、ああ、自分に足りないものはこれだなと思った。
勧めてもらった坂本慎太郎の音楽がとてもよかった。
夜オンライン授業(する方)で話の聞き方が変わった気がした。尹さんの講座のおかげだろうか。いままで慌てて授業していたことに気が付いた。

3月9日
昼から大阪で仕事。2年くらい前に書いた原稿のことを思い出して引っ張り出して読んでみたが、あんまりおもしろくなかった。でも、使えそうな要素はあったので、そこからなんか展開できそうな要素もあった。とりあえず非公開で切ったりはったりつつきまわして、別の方向に広がるならどうにかなるかも。

 

3月10日
『別れる決心』見に行ったらまんまとパク・ヘイルにはまって帰ってきた。『花様年華』と八百屋お七を足して2で割った話に、『燃ゆる女の肖像』のようなどこを切り取っても絵になる画面。嫌いなはずがない。嫌いな映画ほど饒舌に語り、好きな映画ほど語彙が減る。移民映画としての『別れる決心』はいろいろ論点がありそうだが、自分にそれを語る力量はない。伊東順子さんの文章が少しそれに触れていた。

shinsho-plus.shueisha.co.jp



3月11日
散髪に行くつもりが、夫に代わってほしいといわれて交代。特急で原稿。ツイッターにも書いたが、邪道かもしれないが、まとまらなさそうなら先に質問だけ作って流れを考えてから中身を書く。あと、質問はテープ起こしのまま書かない。だいぶはしょるか、すごい短くする。主役はあくまで先方。
書かなければならない書類がいくつかあり、その準備をするが全然間に合いそうにない。

3月12日
奈良県立図書情報館で本のマーケット。奈良にまた新しい本屋ができるそうだ。

www.library.pref.nara.jp

『言葉の地層』を取ってくれている店が3店ほどでていて挨拶に行った。
生活綴方の『文集・先生』購入。わりとしっかりめの印刷。
読みながら、かとうひろみや小鳥美茂などの嫌な先生の記憶の方に吸い寄せられてひやっとする。私も学生にすぐ怒る、話を聞かない、授業が下手など思われているのだろうか。安達茉莉子は今まで読んだことがなかったが、さすがに本を出しているだけあって、文章がうまくて感銘を受ける。あと印象に残ったのは青木直哉の加藤典洋の思い出。
大学1年のときに、『敗戦後論』でめちゃくちゃたたかれてたときに、たまたま集中講義で来て話を聞いた。正直それまで批評なんか読んだことがないので、ちんぷんかんぷんだったが、「どこに行ってもたたかれる」と言いながら断らないでちゃんと行って話していることに大学の先生ってこういう感じなんだという驚きと尊敬の念を持った。そういう人に卒論見てもらったというのはうらやましいなと思った。

3月13日
昼から大阪で仕事。今日からマスクを外していいそうだが、電車も駅もほとんどマスク着用。私も花粉症で外さず。帰宅後書類仕事。
袴田さんのニュース。『エルピス』で見たあれか!人生50年も刑務所に入ってるってどんな感じなんだろう。再審が行われますように。

www3.nhk.or.jp



3月14日
昼から大阪で仕事。びっくりするような、でもうれしいことが仕事であった。
帰宅後書類仕事でへとへと。

大江健三郎の訃報。

3月15日
明日式典があるので、散髪に行った。
書類を書きすぎて、調子が悪い。イベント準備など。
別の仕事で大ポカやっていることに気づく。多方面にお詫びと調整。夜オンライン授業(する方)。あと一回で終わり。

3月16日
勤め先の式典。しばらく出勤しなくていいので、その間にやることリストの整理。
友達に『ちひろさん』を見たら教えてほしいといわれたので、ネトフリで見た。
原作は読んでいないが、作品としてはよくできていたと思った。思っていたより、ちひろさんが、小悪魔的な存在ではなくてちゃんと人間味あるように書かれていた。私はそれよりも、店長の存在がお父さん的に描かれていることの方が気になってしまった。性風俗が女性の最後のセイフティーネットみたいに描かれていて、就職活動がうまくいかなかったちひろさんを救ったのが店長みたいな描かれ方だったけど、それが店長個人の資質みたいにしていい人みたいに描くのって、いろいろ社会構造とか見えなくしちゃうんじゃないかって感じがして、ちょっとモヤモヤした。

今更ちょっと大江健三郎の訃報に落ち込んでいることに気づいた。意外と好きだったのか。しかし好きだったというほど作品数も読んでないし、読み込んでも理解もしていない。多分、大江健三郎が世界文学とかフォークナーとかちょっと違う読書の扉を開いてくれた感じがして、自分の読書遍歴の中のエポックメイキング的存在だったので軽いショックがあるのだと思う。

3月17日
今更『お嬢さん』見た。これもすごい好きな映画だった。『パラサイト』でも思ったけど、韓国映画は一作にバイオレンスとエロとミステリーとヒューマンと社会派と詰め込んでいておなか一杯になる。元気がないとみられない。パク・チャヌクは『お嬢さん』でセクシュアルな愛を、『別れる決心』でプラトニックな愛を描いて、愛の描き方の振れ幅が大きくていいと思った。
いろいろ疲れて早めに寝た。

3月18日
ozdfestに出た。定期仕事がない週だったので張り切って2日連続で出してしまう。
文フリで見る方もいたが、だいぶ出店者の層も来場者の層も違う感じ。
かといって自分がまったく場違いという感じもせず。
あんまりこの色っていうよりも、年齢、性別、国籍、障害の有無、セクシュアリティ問わずだれがいてもいい場所という感じだった。
セーファースペースポリシーが掲げられていたのも素晴らしい。

いいと思ったら買ってくれるお客さんが多くて、ありがたかった。出店者の口コミで買ってくれた人もいたり。最近授業で先生のやることって要は場のセッティングだなと思うようになってきたんだけど、そう思うと、場を作るのが一番難しいなって思うようになってきた。これまでは結構自分の売り上げとか自分のアピール大事って思ってたけど、これに参加してちょっと考えが変わった。自分もこのいい場の一員として、協力したいなって自然に思った。

分厚い本は毎日ノルマを決めて読むようにしたら半月くらいで読めることがわかってよかった。ソルニットは実は初めて読んだけど、なんか学術書とエッセイみたいな中間で、そこで終わるの?とかもうちょっと突っ込んでほしいみたいな章もあった。それなりに面白かったけど、なんていうか、論点は面白いけど、それってほんまなん?みたいに突っ込みたくなる部分もあったりした。ちょっと分厚さの割に物足りなさもあった。

 

読めるか不安だったが、思ったよりも読みやすい。あと、もっとエッセイ風かと思いきやさすが「ラインズ」だけあって、最初から最後まで一本の線でつながっている。『声の文化と文字の文化』のオングとか、印刷とか文字とかテキストの話が多かったので、興味深く読めたし示唆に富む一冊だった。

最近忙しくなってきたので、これから2週に一回の日記にしようか迷い中。

20230225-0303 営業再開

2月25日

腰とおしりが痛くて、いつもいっている西大寺のマッサージ屋に行った。
アーケードができて、安倍さん銃撃で報道されていたころよりもだいぶ様子が変わった。
やっぱりときどき安倍さんの銃撃現場の写真を撮っている人がいる。

いつも揉んでもらっているおじさんがいて、たぶんお愛想でいろいろ話しかけてくれるんだけど、おじさんに接待されているような気持ちになり、もしかして男の人がキャバクラなどに行ったらこういう気分になるのかなと思った。
おじさんは最初はいろいろ話しかけてくれるけど、揉み始めたらあまり話さなくなる。私は話しかけてくるマッサージ師よりも揉みに集中してくれるマッサージ師の方がありがたいので思う存分揉んでほしいと思った。

2月26日
午後からわかばやしさえりさんとフェイスブックライブをやった。
何人か見てくださったようでありがたい。

友だちから『ちひろさん』見た?ってメールが来た。
話題のツイートを見て、自分はそう思わなかったけどどう思うかというメールだった。私はまだ見てなくて予告編だけ見た。何をやっても完璧な有村架純は、映画の世界観に溶け込んでいるように見え、それが逆に作り物感を出していたが本編はどうだろうか。ネットフリックスで見てみよう。

2月27日
体の調子が2月は悪くて、気持ちも落ち込みがちで、もしや冷えのせいではと思い、薬用養命酒を飲むことにした。それと、朝から白湯を飲んで体操をやることにした。これは以前接骨院の人に教えてもらった体操と、マッサージ屋さんで教えてもらった体操と昔習ってたヨガとを組み合わせて凝っているところをほぐす目的でやっている。


2月28日
夫が携帯を買いに行くのでついていった。ヨドバシに行くと目がちかちかする。
私は壊れかけのパソコンをだましだまし使っていたが、観念して新しいのを買った。
これで私が使っているMac製品はなくなった。別に電話もiPhoneじゃなくてもいけたし、それならパソコンもMacじゃなくていいんちゃうと思ってMacじゃないパソコンを買った。別に実用に支障はないが、寂しい。それは自分がカリフォルニアイデオロギーに金を払っていたからだと思う。躊躇なくiPhoneを買えるくらいの給料が欲しい。
昆虫食が話題。私は培養肉は食べてみたいけど、コオロギは食べたくない。

3月1日
今月の集計をしたら『言葉の地層』の売り上げが落ちてて、もっとがんばって営業にいかなければと思い、何通か営業メールした。コロナも治ってきたし、3月は対面営業もがんばろう。

携帯の手続き時にいろいろ不便すぎて観念してマイナンバーカードを作った。何かに負けた気になる。

想田和弘氏のこのツイートを見て言い方!って思った。
マイナンバー作る人みんなマイナポイント目当てじゃないし、やむなく作ってる人もいるのに想像力がないと思った。つうかマイナポイントをもらいたいくらい経済が厳しいってことなのに、それをもらいに行く人をけなすような言い方どうなん?って思った。

夜オンライン授業(する方)。

 

3月2日
仕事のあと緑地公園のblackbirdbooksさんに営業に行った。
田中小実昌檀一雄を買った。田中小実昌はあったら買うようにしている。檀一雄は『火宅の人』を読んでめちゃむかついたけどその前の『リツ子・その愛』は前妻を看病した話と聞いて前から読みたかった。

整体対話読本シリーズの川﨑さんと鶴崎さんの『体操をつくる』があったので買ってみた。川﨑さんの本もあったけど、まだ読む準備ができてないので、おあずけ。

おまけでついてた『メガネのはずし方』って冊子がよかった。

何かの比喩かと思ったら文字通りメガネを外すことを勧めている冊子だった。メガネをしたままだと視野が狭くなると書いてあった。読んで、メガネも意志をもってつけたり外したりしないといけないと思った。試しに部屋で外してみたらあまり支障がなかった。そのあとちょっと悲しかったことや腹の立ったことを思い出したけど、もう昔のことやし今の私と関係ないしと思った。メガネと関係ないかもしれないけど、気のせいかもしれなくても気分切り替わっていいなと思った。

そんなことを思ったのは、今日、買ったばかりのイヤリングを落としたからだった。浮かれた気分で店で買ってそのままつけて出て帰ってきたらなくなった。
何事も意志をもってやらないといけない。漫然とかわい~で買ってそのままつけたい~でぼんやりしているからこういうことがおこる。金もメガネも意志をもって使ったりつけたり外したりしようと思った。


3月3日
仕事のあとFolkoldbookstoreに行った。通常勤務ではなく早く終わったので、一杯飲みたい気分だったが、やめておいた。
隣にあるぽてとでやっていた個展がよかった。絵も買いたかったがパソコンを買ったので金がない。
自民党の出産条件に奨学金減免のニュース。経済的徴兵制の女性版みたいとおもってげ~ってなった。

www.jiji.com

20230218-0224 空白

2月18日

いろいろあってあまり寝られなかった。
先週は連日外出していたため家事が溜まっていたので、朝から洗濯機を回したりアイロンをかけたりした。
在庫置き場の棚を組み立てた。
棚を借りているふうせんかずらの在庫確認と追加に行く。
うさぎの本棚さんやびぶりおせらぴさんなどほかの棚主さんがいておしゃべり。なぜかジャニーズトークで盛り上がる。めちゃくちゃおいしいはとむぎの杜のサブレが残り1つだったので買う。

narabook.space


夜夫不在。見に行きたい映画もないし、先週散財したので、出かけるのも躊躇してしまう。読みたい本も読んでしまった。

2月19日

今日も引き続きやる気がない。確定申告疲れだろうか。夕方までパジャマを着ていた。

2月20日
朝打ち合わせがあった。
久しぶりにドトールに行った。
昼から仕事。ここ数日仕事に行くのが嫌でたまらないが、今週は週3でいいのでだいぶ気が楽。夜図書館に本だけ返しに行った。何か食べて帰りたかったがお金ももったいないのでどこも寄らずに帰宅。

2月21日

昼から仕事。夜はブログ友達のTさんと焼き鳥を食べに行った。はてなつながりで友達になった人は何人かいるが、最寄り駅が近いこともあり、たまに会う。
お互い言いたいことはブログに書いてしまっており、繰り返しになることもあるのが面白い。ブログだけ読んでたらいいってわけでもなく、やはり対面で聞くとちょっと違う。
ちょっと気持ちが上向いてきた。

この記事が公開された。

portla-mag.com



2月22日

在宅。昨日一瞬上向きになった気がしたが、全然やる気がない一日。
漫画アプリのマガポケで読んでいた『進撃の巨人』の続編が気になり、アプリだと課金しないと読めない残りの巻だけ単行本を買ったのが届いて読んだ。
なんか思ってたのと全然違うところに着地して、すごい物語になってて大感動。
夜オンライン授業(する方)。

2月23日
パソコンが壊れかけているのでヨドバシに行った。いつも仕事の帰りなどに寄りたくても疲れてすぐ帰ってしまう。ルクアにもよった。ルクアは2つビルがあって、つながっている階が決まっていて、行きたい店があるビルを間違えたらすごい行きにくい。前も蔦屋に行くつもりが、蔦屋のあるビルを間違えていけなかったので、やっと行けた。しかし、人がぎゅうぎゅうで即退散。
夫が『僕とロボコ』にはまってて単行本を買ったので、読ませてもらった。私はジャンプの漫画、たいていギャグマンガが好き。

2月24日

『B面の歌を聞け』の3号の作業を進める。
午前中図書館に寄ったら遅刻しそうになった。
午後から仕事。
28日までに出さないといけない書類があって、仕事前に寄れなかったので、19時まで開いている大阪駅前第一ビルの郵便局に寄る。郵便局のサービスが悪くなって、心配すぎて速達にしてしまった。
昼ご飯を食べる暇がなく、ものすごい空腹。よさげな店があったが、即帰宅。
料理する気がまったく出ず、カップラーメン食べて寝た。
最近経費じゃない使ったお金を現金出納帳につけていたが、自分の金遣いが気になってきたので、今月は極力お金をおろさないで手持ちの現金で過ごしたい。

週末はいよいよフェイスブックライブ

www.facebook.com

ほかにも告知をツイッターに連投


石原俊『硫黄島

滝口悠生『水平線』を読み終わったので、読み始める。

石原先生の本は何冊か読んだことがあるが、なんとなく、読み飛ばしていた部分や実感がわかない部分もあったが、『水平線』を読んでから読むと、言っている意味がよくわかった。

硫黄島から強制疎開をさせられて、本土で安く払い下げられた土地が農業に向かず困窮する話は満蒙開拓団とか、ブラジル移民にもあてはまる話だなと思った。

 

マーガレット・アトウッド『昏き目の暗殺者』

侍女の物語』が面白かったから読んでみたけど、いろんな技巧が凝らされ、話についていくのが難しくて味わうどころではなかった。最後までなんとか飛ばし読みしつつ読了。



20230211-0117 確定申告

2月11日
3年ぶりに友達と会った。ほんとはもっと早く会う予定だったが、私がコロナ後遺症で1月にしてもらったのを、今度は友達がコロナになって会えなかった。
ようやくの再会。ずっと行きたかったコーズリー、RRR鑑賞、パルコの地下で一杯ひっかけるなど。やりたいことづくしで一日が終わった。
お互いコロナ回復記念って感じで、平常が戻ってきたという感じだった。

2月12日
今日からまたならまちのふうせんかずらという貸棚書店で棚を借りることにした。『言葉の地層』ができたのと、2月は26日の広島の文フリに出そびれたので、何もイベントがないからプロモーションのため。

本棚

narabook.space

ふうせんかずらは観光地のならまちに行く途中にあるせいか、客層と立地がよく割と売れる。借りている人も気さくな感じのいい人が多くて、知り合いが増えて楽しい。季節ごとに奈良のコンベンションセンターでやっているGIVE ME BOOKSという本を売るイベントがあるのだが、ふうせんかずらのメンバーだとそこに出店できるのもあって、本を出すたびに借りるようにしている。

twitter.com

次は4月22日(土)と23日(日)にあるそうで、私は23日に出るつもり。
さっさと帰宅して確定申告の入力をやるつもりだったが、奈良に出てくると休日モードになってしまい、駅前の啓林堂に寄ったり喫茶店に入ってくつろいだりしてしまう。啓林堂で本を買い、駅の上のサイゼリヤで飲み食いしながら読書するときがいちばんくつろいでいると思える。

帰宅後確定申告の準備。書類で散らかり続ける部屋に切れそうになっている。
現在、本の在庫はクローゼットのすみに押し込めているが、いよいよ生活空間に進出してきて、よくものをなくしたり探したりしている。
いよいよ倉庫でも借りないといけないかと悩んでいたところ、ちょうど近所に空き物件があったので、倉庫に借りたらどうかと思い始める。そうすると妄想がふくらんできて、倉庫だけだともったいないし店でもやりたいな~と思うのだが、そもそも今の収支で固定費増やすとかありえない。倉庫借りる前に片付けだろと思って、棚を買うことにする。在庫を置きたいので、とにかく丈夫なのが欲しい。見た目無視して、コーナンで丈夫でものがたくさん置けそうな業務用と家庭用の中間くらいのスチール棚を買うことにする。

2月13日

夫にチョコをもらった。高島屋で買ったいいものらしく、何度もなんで食べないの?と聞かれるが、私はこういう高そうなチョコは一日一粒ずつ食べたい。夫は一瞬で食べるタイプなので、私の行動は不可解で、おいしくないからゆっくり食べていると思われたようだ。
昼から大阪で仕事。帰宅後確定申告の入力の続き。前はレシートを月ごとにわけてクリアファイルにいれていたが整理しにくいことこの上ないので、年末にもっと整理しやすくしようと思って無印の整理棚を買ったが全く生かされていなかった。この確定申告が終われば、もっときちんと片付けたり整理しようと誓う。
というかそもそもは年末にその作業をするつもりだったのに、コロナの後遺症で全然何も作業できなくてギリギリになってしまった。近頃5類移行のニュースを見ると不安になってくる。話は変わるが、大学の授業で過疎地域に行って地域活性というような授業があるが、地元の集落でもそれをやっている。もし5類になって学生がマスクをはずしても、はずさないでほしいと親に電話してしまった。

2月14日

昼から大阪で仕事。終業後岩手の酒蔵がデパートに出店していたので見に行った。私は岩手が好きなので、岩手の物産展などを見つけたら行くようにしている。試飲につられて購入。仕事前に行かなくてよかった。夫へのバレンタインのお返しに食品などを買う。デパートに行くと、びっくりする速さでお金が減るので極力入らないようにしているが、たまに行くとやっぱり楽しい。
夜また入力。支払調書と数字が合わなくてキーっとなっていたが、山本ぽてとさんのツイッターで見たこのサイトに助けられる。

keisan.casio.jp

は~、いちばん悩みの種はインボイス制度で、課税事業者になってくださいという取引先からの通知が一件。とりあえず、9月までに様子みて考えるつもり。

2月15日

午前中確定申告の書類作る。注文していた棚が届く。組み立てる前に散らかった部屋を片付けなければならないが、部屋が汚すぎて片付ける元気がない。久しぶりに耳鼻科に行った。ここ数年晩秋から初冬にかけてと盛夏以外何かしらアレルギーで万年花粉症状態で辛い。ついでに年末から奥歯が染みて痛かったので歯医者も行くがただの知覚過敏だった。大病はしないが、微妙な体調不良が積み重なっており医療費がかかる。夜オンライン授業(やる方)でくたくた。


だめ連のペペ長谷川さんが亡くなったニュース。20代のとき素人の乱に興味があって、それを当時勤めてた会社の人に話したらだめ連のことを教えてもらった。だめ連宣言とか何冊か読んだ。東京なのと世代が上だったので自分は実際の交流はなかったが、この界隈の影響を受けた人の影響は受けていると思う。

2月16日

昼から大阪で仕事。確定申告書類出したら一気に気が抜けた。もうすでに週末気分になっており、明日の仕事を考えると憂鬱な気分になる。このごろ日本語教師になって5年だが中堅の位置になってきた割に教え方が下手だし、学生の扱いも下手だし、このままではやばいのではないかと不安がある。何冊か教え方の本を買ってきた。

来週はいよいよライターで日本語教師わかばやしさえりさんとのフェイスブックライブ。日本語教師の話もする予定。

『言葉の地層』フェイスブックライブvol.2 ゲスト:わかばやしさえりさん



2月17日
昼から大阪で仕事。今日から夜の神戸の仕事がない。仕事はそこまでじゃないけど、仕事場が快速急行が止まらない駅で帰りに3回くらい乗り換えないといけないので移動がしんどい。夫は飲みに行ってるし映画でも見て帰ろうかと思ったけど、映画一回1900円にひるんでしまい帰宅。劇場で見逃した『ザリガニのいるところ』が配信になってたので見た。

 

スケールでかすぎて大感動。まさに時間を忘れて没頭する物語だった。

『水平線』去年出てすぐ買って、でも分厚すぎて挫折して、正月から読み始めて、でも全然進まなくて、毎日ちょっとずつ読んで、やっとあと残すところ数十ページまできた。正直どう読んでいいかわからなくて、よくわからないまま読んでたけど、やっと面白さというか味わいかたみたいなのがわかってきたところで終わった。もっと読んでたい。永遠に続きそうな本だった。

日本の女性史、ウーマンリブフェミニズムなどの動きがわかる概説書。運動よりの本とかだと誰かの主張とか批判が強かったりして読みにくいのでこういうの読むと整理がついてわかりやすい。『坊ちゃんの時代』みたいなノリで青鞜の女性たちを描いたエンタメ作品とかあってもいいのにと思った。

rrr-movie.jp独立を勝ち取った国の人はそれが正史になって悪い英国民を追い出したみたいな物語が作られるから、自分たちが国を作るんだとか不正を糾すんだとか大きいものを打ち負かすのだみたいな気持ちが国民にも醸成されるのかなと思った。なんか敵がナチスじゃなくて大英帝国で、壮大にスケール大きくエンタメにした『イングロリアス・バスターズ』みたいな感じだった。
目的を達成することが大事じゃなくまず大きなもののために行動することが大事だみたいな歌詞があって、日本だとこういうのないな~と思った。『エルピス』でも思ったけど、不正を糾す側の正義の暴走みたいなところに焦点が行きがち。内ゲバとかのせいなんだろうか。ポリコレとかもそういう視点で語られるけど、不正を不正って言って何が悪いんだとか、なんで不正を不正っていうのに忖度しないといけないんだろうって気持ちになる。なんかもう正義の暴走みたいな話そんなせんでもよくない?と思った。

www.sonypictures.jp映像化でだいぶ構成が変わって法廷劇になってた。チェイスのキャラ次第で主人公の行動に対する是非が変わるから、あのやな感じがちゃんと出てたのが良かった。原作読んでたからそこまでラストにはびっくりしなかったけど、長い作品なのにうまくポイント抑えて映像化できてたなと思った。本だと主人公の成育歴に焦点が行くけど、映画だと主人公の気持ちに焦点が行ってどうしてああいう行動を取ったかわかりやすくなってたと思った。
あとは主人公の行動をどう受け止めるかかなあ。私は雑な扱いされても好きだったって気持ちと、好きだったが故に余計に憎いって感じで、そんなに割り切れるものじゃないから、結構主人公の気持ちは理解できると思った。

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