3月26日
日本語教師界隈のアカウントであるブログが話題になっている。要は仕事に「女性性」を出すことについてなのだが、私は批判的な立場。ライターでもあったが、どこに行ってもこういう議論があるのか。
なんかげんなりしてしまった。
昼から友達のうちに赤ちゃんを見に行った。子どもは最近ようやくかわいいと思うようになった。
3月27日
朝から大阪で仕事。
帰ってきたら『IN/SECTS』の「本をつくる」特集が届いていた。
「編集部が注目するインディペンデントな出版社・ブックメイカーズ」に載ったけど、よそはあっさり目で自分はここぞとばかりに長文で長々アピールしまくって恥ずかしくなってしまった。
前はこういうの読むと焼け付くような嫉妬心で辛くなった。自分もここに載りたい、自分だってという気持ちで辛かった。そこには、ミーハー心、1人前と認められたい願望などいろいろ混じった複雑な気持ちがあった。けど、今回は見てふーんって感じだった。負け惜しみで興味ないってポーズ作ってるのとも違う感じ。
多分、以前はみんなライバルみたいに見えてたり、自分にはできないという焦りや、自分のウリとか差別化を考えすぎて何もかもやりつくされているような気がして、無力感に苛まれたりしたけど、そういう気持ちが減ったんだと思う。
なんていうか、人間は一人ひとり違うんだから、作ったら違うものができるにきまってるんだから、変に真似せず自分のままやってたらいいんだと思うようになったからだと思った。あと、自分で作ってある程度自分の売りとかポイントがわかったのも大きいと思う。
それから、何回か雑誌に載ってみて、雑誌に載りたい欲が昇華されたとも思った。
雑誌に載りたかったのは、それで一発逆転みたいなのがあると思ってたような気がする。だけど何回か載ってみて、載ったからって爆発的に売れるわけでもないというのがわかった。
フィーチャーされたされなかったで一喜一憂することより、載る載らないにかかわらず継続することが大事だと思うようになった。雑誌に載るのは過程の一個程度に捉えるようになった。
3月28日
人間ドック。また検尿の量が足りなくて取り直しという去年と同じ失敗。大嫌いな採血、婦人科の触診、バリウムに加えて今年はマンモグラフィーもある。マンモグラフィーは思ったより大丈夫だった。私が苦手なのは粘膜に異物を挿入したり、針を刺す系で、圧迫は大丈夫みたい。
3月29日
朝から大阪で仕事。夜はcaloでオフショアのトークイベント。
早めに行ってケーキでも食べようと思ってめぼしをつけていたケーキ屋に行ったがイートイン終了で焼き菓子だけ買った。しょうがないので駅前のスタバに行く。
参加者のかみのけモツレクさんがレポを書いてくれていた。
急速にヒートアップしてめりはりを作る太田さん。太田さんがワーッと喋った部分はある種トークイベントの、飲み会のサビのように私の心に残る。
確かにあとから公開前のチェックで音源を聞きなおしたら、途中からいきなりわーってしゃべりだした箇所と、仕切りだした箇所があった。
私が一番好きなのは上手な司会者がいて、その人が質問してくれてそれに答える形式、一番苦手なのがフリートーク。
これまでトークイベントというと自分がまな板の上の鯉のような気持ちでいたが、そうではなく、インタビューと授業を組み合わせたらうまくいくのではないかと思った。相手の質問をよく聞き、必要があれば意図を聞いて、相手のそれまでの発言から、自分の意見を話す。あと、適宜聴衆の反応を見て質問をしたり、話を振る。別に私の話術でみんなを沸かせる必要はないんだと思ったら、気が楽になった。
3月30日
朝、メガネヤさんが扇町で花見をしているというので見にいった。メガネヤさんは古本屋で、4,5年前に取材したことがある。古本屋といいながら古本界隈のイベントにはあまり出ないそう。
kokokoko.net
『シン・仮面ライダー』の評判を聞いた。私のツボの話をしたら、見に行ったらいいんちゃうと言われたので、見に行ってみるつもり。
昼から大阪で仕事。パソコンにらめっこで疲れた。夜人の書類をチェックする仕事。
3月31日
実はこの日記を一回やめようかと迷っている。
というのも、これを始めたのは、2021年の年末で、制作日記と銘打って、夜学舎の進捗報告と仕事で書いた記事などを張り付けるのに使っていた。
当時はまだ夜学舎の路線と、本当にこの仕事の仕方でいいのかについて迷っており、時折そのような心境の吐露にも使われた。
しかし、現在は夜学舎の活動の方針も決まり、仕事もほとんどライターや編集などをやっておらず、ここに書けることもほんの一部になってしまった。
『言葉の地層』を出せる自信がなかったので、出すまでの経過を報告することで自分にプレッシャーをかけていた目的もあったが、出してから以降はほとんど読書、映画の感想日記と化している。
年度末という区切りもいいので、3月末にいったん閉めて、ニュースレターに一本化しようかなと思っている。
ニュースレターは現在月一だが、今後は増やすかもしれない。
このページは消さずにおいておく。
もしかしたらまた『蜜鬱日記』のように冊子の形にまとめるかもしれない。
これまでいいねをくださったみなさん、読んでくださったみなさん、みなさんのおかげで継続できました。
これまで本当にありがとうございました。
また会う日まで。