こけし日報

制作日記

20230114-0120 文学フリマ京都

1月14日
朝義時(小栗旬)の舞台のチケットの追加販売がある日だったが、完全に忘れていた。
こういうとき、「執着が足りない」という言葉を思い出す。
だいぶ前に『花束みたいな恋をした』の感想を話す会に出たときに、ある人が有村架純天竺鼠のライブチケットがあるのに、それにいかずにちょっと気になる男子に会いに行ったシーンを指してそういうふうに言っていた。
きっと寝過ごした私も執着が足りないのだろう。

誠光社に営業。いっぺんに10冊もとってくれた。さらに堀部さんは営業方法などいろいろ教えてくれてありがたい。整体対話読本シリーズ『ある』を発見。去年『お金の話』が結構よかったので買ってみる。
整体のことをうさんくさいと思っているくせに、なぜか読んでしまう。

つかみどころがないのに、何か大事なことを言っているような感じは尹雄大さんの本を読んだ時の感じと似ている。いろいろ発見が多い。


1月15日
文学フリマ京都。合計で46冊売れた。
知り合い:出店者さん:お客さん 1:1:1くらいの割合でちょうどいい感じだった。久しぶりの方にもご挨拶できありがたい。

お釣りがやたら細かくて計算が疲れるなあと思っていたけど、消費税ももらってたからだった。次回から税抜きで販売したい。久しぶりだったのでそのへんの塩梅を忘れていた。反省。
買った本は別途ブログで紹介します。

こんど言葉の地層のフェイスブックライブをやるから、夜練習で5分くらいやってみたが、すごくまばたきが多くて、言い淀みが多くて、聞き苦しかった。じっとしてなくて常に小刻みに動いていて、落ち着きもなくて挙動不審。画面に写っている自分を見るのが非常に苦痛だった。

フェイスブックライブは1月29日13時からの予定で、ライターの清野礼子さんとおしゃべりします。

www.facebook.com



1月16日
昼から大阪で仕事。週末は何もできなかったので、帰って明日の仕事の準備。

1月17日
朝から大阪で仕事。昼から大阪の別の仕事。
阪神淡路大震災から28年。
尾辻かな子さんのnoteが話題。

note.com


大学のときの先生が神大で教えていた方で、女子学生は防犯の関係上2階や築年数の浅い部屋に住んでいたが男子学生は古い建物や1階に住んでいたことが多かったので、男子学生が犠牲になったという話を聞いていた。しかし、このnoteで実は男女比は逆だと知って、驚いた。男子学生が古い建物や1階に住むというのも経済格差の問題などもからんでいるのだろうが、それが年齢が高くなると逆転していくというのは、やはり単身女性が十分な収入を得るのが難しいということだろう。
『ひとり暮らしの戦後史』を思い出した。


1月18日
昼から弁天町で仕事。前に行けなかったラーメン屋に行こうか迷ったが微妙な時間だったのでやめた。

1月19日
昼から大阪で仕事、夜神戸で仕事。帰りの乗り換えでもっと楽な帰り方を発見してちょっとうれしかった。

柿内正午さんのマストドンのですます調についての発言を見た。

mstdn.jp

実は去年からお金をもらう原稿は全部ですます調で書いている。
自分の本についてのいろんな感想を見た結果、自分の文体はすごく突き放したうえに、上から目線に聞こえて人をイライラさせているようなところがあるのではないかと思ったからだ。あと、書く速度もだである体だと言いっぱなしという感じなのですごく早く書けるが、もう少しゆっくり書いた方が人に受け入れられる文章になるのではないかと思ったのもある。ですます調にすると書く速度が遅くなる。それでですます調で書くようになった。しかしそんな工夫も詐術による錯覚にはまっているだけだろうか。


1月20日
昼から大阪で仕事。夜神戸で仕事。へとへとで帰宅。仕事の前にキンコーズに行った。
『書くことについてのノート』が意外に注文が多い。これはそんなに売れると思っていなかったから、印刷所で印刷してなくて、注文がきたらコピーして自分でホッチキスで製本して送っていた。
ふだんは近所の5円コピーを使っているが、これはいちいち蓋を開けて原稿を置いてコピーするタイプの機械で、速度も遅い。しかも、スーパー内にあるので、長時間利用していると他の人の邪魔になる。それでは間に合わないくらいの注文が来たので早く送らないとやばい。
キンコーズコピー機は上から差込できて印刷もすごく早いが、値段は倍。しかし、最近金曜日だけ6円になると知ったので、仕事前にキンコーズに行って大量にコピーした。持って帰ったら重いので、その場でホッチキスで製本して、うちから梱包資材とか住所ラベル を作ってきて、そのまま郵便局に行って発送した。
仕事前にむちゃくちゃ働いて疲れた。

フランスの年金改革に対するデモのニュース。
自分は反対する前に自分だけは生き残りたいとか得したいと思ってしまうタイプで、2000万円を一生懸命ためようとしていたが、これを見るて情けなくなった。まず反対するというのが頭から抜けていた。

www.nikkei.com


『言葉の地層』『書くことについてのノート』はBASEでも引き続き販売中。

yagakusha.thebase.in